久留米路地裏グルメ

  • 日吉村「つるや」
  • くれない小路「娘娘」
  • 久留米ラーメン横丁

希少な馬肉を味わう”口福“を体験してみて

新鮮な馬肉を味わえる馬肉専門店として、県外からもお客が訪れる[つる屋]。今ではとても貴重だという馬刺しや生馬肉を使ったさくら鍋、希少部位のタンなど、ここに来れば馬肉の魅力を十二分に堪能できる。自分は頑固者だと語る店主・靍さんは馬肉一本でこの名店を作り上げた。軽快に馬肉をさばく姿からは職人気質が滲み出ている。日吉村の魅力を聞くと「日吉村に出店してから17年ですが、昔と全く変わっていないんですよ。この昭和の雰囲気が味わえるのは久留米でもここだけでしょ」。2018年7月の九州北部豪雨で店内まで雨漏りし改装を余儀なくされたというが「せっかくならこの日吉村の雰囲気を大事にしたいし残していきたい」と、大変な状況だったにもかかわらず日吉村に馴染むような外装を心がけるほど思い入れは強い。料理だけでなく場所も大切にする心配りに老舗の本懐を垣間見た気がする。

馬刺し料理の画像
馬肉専門店 つる屋の外観の画像

馬肉専門店 つる屋

所在地
久留米市日吉町26-23
利用可能時間
11時~14時
17時30分~23時(オーダーストップ22時)
休み
月曜

熱々の餃子が焼ける音と、笑い声が響き渡る

久留米市民なら一度は通ったことがある餃子の名店[娘娘]。国産の豚肉にキャベツ、玉ねぎ、にんにく醤油で作るあんから、皮まで全て手作りにこだわる。熱々の餃子は、ニラとゴマをたっぷり入れた特製のタレで味わうのが[娘娘]流。味はもちろん店主のお母さんの人柄に惚れて訪れる常連客で賑わう。一見さんには敷居が高いかと思いきや「いつも知った顔じゃ飽きるやろ。お客さんの顔が違うのもいいんよ。話すのが楽しいけん」。
創業から65年。くれない小路の風景も随分変わったという。「昔は隣みたいに長屋だったけど、ほかは建て替えられたけんね。変わり過ぎるのも寂しいよね」。最近は体の疲れもあると言うが「辞められんよ。お客さんが求めてきてくれるからね。お客さんも寂しいやろうし」。何より私が一番寂しいと少しはにかんだ。今日も愛情いっぱいの餃子が焼け、笑い声がお店から溢れ出す。

餃子の写真
お店 娘娘  にゃんにゃん の外観の写真

娘娘  にゃんにゃん

所在地
久留米市六ツ門町10-34
電話番号
0942-32-9359
利用可能時間
15時~23時
休み
日曜

ラーメン横丁の一角を彩る新感覚のつけ麺に出会う

店を訪れると「もう開いてますか?」と、開店を心待ちにする女性客の姿があった。清潔感漂う店内の雰囲気もあり、開店から一年、今は女性のお一人様の姿も目立つ。「新ジャンルの海老つけ麺で勝負しています」。そう語るスタッフの樋口さん。オマール海老を使ったつけ麺は原価率が50%を超えるという。麺は淡路島産の風味豊かなデュラム小麦を使用。生パスタ麺というのも斬新だ。残ったスープはリゾットにして食べて欲しい。
激戦区のラーメン横丁では、他にはない強みも求められる。お客が自分で飲みきれる分だけグラスに注げるワイン(500円~)のサービスは[エスプリ]ならでは。「ラーメン横丁では、それぞれが特徴のあるラーメンを味わえるので、お店選びも楽しんで欲しいです」。つけ麺とワインのマリア―ジュという新しい感覚に酔いしれたい方はぜひ。

料理の画像
つけ麺バル エスプリの外観の画像

つけ麺バル エスプリ

所在地
久留米市日吉町15-6
利用可能時間
平日20時〜翌時(オーダーストップ翌2時)
金・土曜は翌4時迄(オーダーストップ翌3時)
休み
日曜
※2020年3月17日時点での情報です。掲載されている店舗の情報は、予告なく変更される場合があります。