自然の中で旬を楽しむ、ぶどう狩り体験。 可愛すぎる「カッパグルメ」にも注目!

美しい耳納連山のふもと、澄んだ空気が広がる田主丸エリアには、旬の果物をとびきり新鮮に収穫できる観光農園がたくさんあります。なかでも8月中旬~9月頃のぶどう狩りは、日本での巨峰栽培開植の地というだけあって例年大人気。瑞々しい粒の中からジュワッとあふれる果汁…自分で獲ったぶどうの美味しさは格別です!
さらに、「河童伝説」が残る田主丸ならではの“映える”かっぱグルメも合わせて堪能しちゃいましょう。

  • 永瀬巨峰園
  • 出田緑果園
  • KAPATERIA(カパテリア)

ぶどうの王様「巨峰」一筋に半世紀(永瀬巨峰園)

ぶどう園になるぶどうの画像

「ぶどう」とひとくちに言っても、シャインマスカットなどの白系、安芸クィーンなどの赤系といったように品種も色もさまざま。その中で、大きな果粒と強い甘みから「ぶどうの王様」と評されるのが、黒系の代表格・巨峰です。昭和37年の開園以来、その巨峰づくり一筋に取り組んでいるのが「永瀬巨峰園」。露地栽培にこだわって愛情込めて作られた巨峰は、玉と房のバランスも見事で、長年のファンも多いそう。

園主の永瀬雅彦さんは「田主丸観光ぶどう協会」の会長(2020年現在)も務めており、43の観光園全体を盛り上げる立役者。「どの園も入園無料で、試食もOKですよ。収穫した分だけ量り売りでお持ち帰りいただけます。期間中は、田主丸駅に案内所が設置されるので、希望の品種やサービスを相談しながら好みの園を選んでみてください」。

なお、新型コロナウイルス感染症対策も入念に行われています。マスクの着用や手指消毒薬の使用、発熱などの症状のある方の入場規制といった、園からのお願い事項をきちんと守って楽しみましょう。

永瀬巨峰園の永瀬さんの画像
「観光農園ぶどう狩りを日本で最初に始めたのも、実はこの田主丸なんですよ」と永瀬さん
白い袋にかかっているぶどうの房の画像
房がついたまま持ち帰り、白い袋ごとビニールに入れて冷蔵庫で保管すれば、1週間は瑞々しい状態を保つことができるのだとか。これも、産直ぶどう狩りだからこそのメリット

永瀬巨峰園

所在地
福岡県久留米市田主丸町益生田茅野302-1
電話番号
0943-72-3610
利用可能時間
8月中旬から9月末(予定) ※年によって異なります
8時から17時
休み
期間中なし
駐車場
有り

欲張り派の心を満たす、おもてなし園(出田緑果園)

ぶどう狩りを楽しむ2人の画像

せっかく旬を味わうんだから、いろんな種類を食べ比べしたい! という方。分かります、その気持ち。ここ田主丸には、一つの園で様々な品種が手に入る場所もたくさんあり、「出田緑果園」もそのひとつ。巨峰、BKシードレス、安芸クイーン、ロザリオビアンコなど、時期によって白系・赤系・黒系と3色のぶどうを収穫できるオールラウンドのぶどう園なのです。

園の一角には、動物が大好きな園主・出田圭三さんお手製の「ふれあい動物園」なるものも。ミニブタ、ウサギ、カメ、アヒル、ヤギが元気に暮らしていて、きっと子どもたちも大喜び。まさにホスピタリティ溢れる園です。

ここで出田さんに、ぶどう収穫のコツを伝授していただきました。

ぶどう園で袋の下側から中のぶどうをのぞき込む2人の画像
まずは袋の下側の角2カ所から中を覗いて、しっかり色づいているかを 確認。「ちゃんと両側から覗いて、全体をチェックするのがポイントです」
ぶどう狩りの画像
狙いの房を定めたら、落ちないように片手でしっかりぶどうを支えます
ぶどう狩りでぶどうの房を取るために枝をハサミでカットする画像
枝から伸びる茎の真ん中あたりをハサミでカット
ぶどう狩りがうまくいって喜ぶ女性の画像
上手に収穫できました!カゴに入れて、最後に計量します
出田さんと宣伝部長の愛犬・もち吉くんの画像
出田さんと宣伝部長の愛犬・もち吉くん。スタッフ間のチームワークもバッチリ
試食用のぶどう画像
試食のぶどうは、感染症対策のため1人分ずつ袋に入れて提供されます
田主丸の名産品の巨峰ラムネの画像
田主丸の名産品、巨峰ラムネも販売中。爽やかな甘味が最高!

出田(いでた)緑果園

所在地
久留米市田主丸町益生田1269-5
電話番号
0943-73-2578
利用可能時間
ハウス:7月25日から8月10日
トンネル:8月5日から8月15日
露地 :8月10日から9月下旬
※年によって異なります(品種も)

8時から18時
休み
期間中なし
駐車場
有り
関連リンク
出田緑果園のホームページ

今回ご紹介した以外にも、たくさんの観光ぶどう狩り園があるので、こちらのサイトもぜひご参考くださいね。

かっぱ愛が止まらないカフェ(KAPATERIA)

カパテリアの外観画像

ぶどう狩り案内所が設置されるJR田主丸駅は、全国のかっぱファンが一目置く観光スポット。なんと駅舎の外観がまず、かっぱ! そして構内にあるカフェ「カパテリア」の店内にも、あちこちにかっぱのオブジェが点在していて、リスペクト感が半端ありません。
メニューは、地元産の季節食材を取り入れたドリンクやスイーツなど、身体にも優しいものばかり。その中でも特に目を奪われるのは、かっぱの顔を模った「かっぱのカレー」です。実はこのカレールー、地元の人気レストラン「Spoon」のシェフが19種類のスパイスを混合して3日間かけて作ったもの。お米は田主丸産の無農薬米。見た目だけではなく味へのこだわりもかなりのもの。その本気度を、目と舌の両方でぜひ味わってみてください。

「かっぱのカレー」画像
フォトジェニックの極み「かっぱのカレー」1100円(税込)平日は予約のみ。黄色いお口はターメリックライス。卵の黄身加減で一皿ごとに表情が違うのも楽しいのです
「かっぱのマカロン」画像
こちらもレストラン「Spoon」作の「かっぱのマカロン」3個600円(税込)可愛すぎて、食べるのがもったいない…
窓際の席からホームの「お迎えかっぱ」を望む2人の画像
窓際の席に座れば、耳納連山を借景とした駅のプラットホームが目の前に。ホームの「お迎えかっぱ」と視線を交わしながら食事を楽しめます

カパテリア(KAPATERIA)

所在地
福岡県久留米市田主丸町田主丸1015‐2 JR田主丸駅構内
電話番号
0943-72-5225
利用可能時間
10時から17時
休み
火曜
駐車場
有り
関連リンク
カパテリア(KAPATERIA)のホームページ
※2020年8月21日時点の情報です。掲載されている店舗の情報は、予告なく変更される場合があります。