将軍梅
正平14年(1359)秋、征西将軍宮懐良(かねなが)親王が、菊池氏、新田氏、五条氏など諸将の兵4万を率いて、大友氏率いる6万の軍兵と筑後大原野(小郡市大原)で対立した際、この地に陣をおき、紅梅を手植えしたという由来をもつ市内最大級の梅の木です。
7本が一団となって生じており、それぞれ大体外側に向かって生育しています。広がって木立となったのは、最初に植え付けられた親木が枯死し、その「ひこばえ」が数回くりかえされ、そのたびに外側に広がって現状となったものと考えられます。
現在、一辺9.4メートルの正方形の石囲いによって保護されています。
市指定天然記念物で、3月上旬頃から遅咲きの花を咲かせ、春の名所となっています。また、境内には約100本の梅の木が植栽されています。